演題は「選手が教えてくれた、人が持つ無限の可能性」。矢野さんは、1990年に中日に入団、1997年に阪神に移籍。正捕手として2003年、2005年のリーグ優勝に貢献、2019年に引退。阪神のコーチ、2軍監督を経て2019年に1軍監督に就任、2022年に退任。
プロ野球選手の平均寿命は基本7年、それから社会に出ることになる。選手には自分の可能性を信じるという心のあり方ばかり伝えてきたと言う。「引退してからもより良い人生を歩んでもらいたい」という思いが指導の根源にあったということに、深く感銘を受けました。
「オファーがあればまた監督をされますか」という質問に、「自分の中に断るという選択肢はない」と語られ、また、近い将来ユニフォーム姿が見られるかも知れません。